薬王堂気まぐれ通信使№783   2018-4-15
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

一週間前(4月9日AM:1:40)に三瓶山を震源とする地震がありました。
深夜のひどい揺れに目が覚めました。
ということで三瓶山まで様子を見にいくことにしました。


午前9時半頃に家を出発、高速道路に入り山陽自動車道~中国自動車道~浜田自動車道と都乗り継いで大朝インターで下車します。
道なりに進み、国道261~島根県道40~三瓶山山麓に到着したのが12時を過ぎた頃でした。


江の川・川本付近


県道筋は江の川の遡上区間で3月末で廃線となった三江線の沿線でした。
地域住民の方々のことを思うと寂しい気持ちになりましたね。

姫逃池(ひめのがいけ)と三瓶自然館のある三瓶山北の原丘陵に到着しました。
ヒコビア会の共催する植物観察会に途中から参加した次第です。
三瓶山の大きな噴火は約4千年前を最後に活火山として今も活動しています。
近くには当時の火砕流で埋没した痕跡(三瓶小豆原埋没林)があります。
先の地震では山麓にあるワイナリーのワイングラスが落ちたくらいでワイン貯蔵タンクは無事だったようです。
北の原ではオキナグサが咲いていました。


オキナグサ(翁草・白頭翁) 後方の山は男三瓶山


あいにくの小雨にオキナグサは下向きに半開き状態です。
キンポウゲ科のこの植物は近年生育数が減少しています。
山を歩いてみました。
三瓶山周囲は「水源かん養保安林」に指定された国有林です。
クマやシカ、イノシシなどの大型動物はいないようです。
北の原山麓を歩いてみました。
気の付いた順に植物を列記してみましょう!

クロモジ
ヤマザクラ
リョウブ
コシアブラ
イワガラミ
ナナカマド
イタヤカエデ
アオキ (雄花)
ウリハダカエデ
ウグイスカグラ
ミヤマキケマン
ツルアジサイ(ゴトウヅル)
ニワトコ
ヒガンマムシグサ?(マムシグサ)
リョウメンシダ
ウバユリ
シシガシラ
ジュウモンジシダ
ツゲ
ウツギ
ゴマギ
ノブキ
ツルカノコソウ
チャルメルソウ
エゴノキ
イヌシデ
コバノフユイチゴ
イヌガヤ?
ボタンネコノメソウ


ボタンネコノメソウ


ネコノメソウ
フサザクラ?
ブナ
ミズナラ
サイハイラン
ヤマボウシ
ガマズミ
ミヤマカタバミ
ハルニレ
エンレイソウ
ヤマグワ
ヤマエンゴサク(ジロボウエンゴサク?)


ヤマエンゴサク(ジロボウエンゴサク?)の群生地


ヤマアジサイ
ヤナギイボタ
ケヤキ
イワガネゼンマイ
アズキナシ
コハウチワカエデ
エゾユズリハ
クマシデ
カンアオイ
ユキワリイチゲ
ヤマモミジ
スミレサイシン
タチツボスミレ
キバナアキギリ
エゾユズリハ
ダンコウバイ
ショウジョウバカマ ()
クジャクシダ
クリ
イヌシデ
カラマツ(植栽)
ミヤマシキミ?(ツルシキミ?)
アケボノシュスラン
キブシ
オオキツネノカミソリ
ナツアサドリ
トウゲシバ
ソヨゴ
ヤブコウジ
モミジイチゴ?(ナガバノモミジイチゴ?)
ゼンマイ
ノキシノブ
レンゲツツジ
ヒサカキ
・・・等々・・・

  (一部標識による記述あり!)

芽生えの山道を楽しみながら下山しました。


ルンルンルン!と雪解けの下山道を歩く・・

ホーム   一覧に戻る